「(…全然、分からない…なんで、ルカさんが…)」
混乱して、愛子さんの苦笑いが遠くで聞こえるような感覚だった。
初めて知った事実に胸が締めつけられて、何故か無性に泣きたくなった。
もしかしたら私の頭の中のサイクルは当たっていたけれど、でも間違えていたんじゃないかって…
愛子さんを庇ったらルカさんも傷つかないという結論にいきついていたけど、でも実際はルカさんは傷ついていたみたいで。
「それほどアンタに本気ってことよね。アンタも私に楯突いたくらいなんだから、それくらいルカのこと大切なんでしょ?もう、ルカも私達も身がもたないんだから、少しは自分のことちゃんと考えなさいよ?ルカの彼女だったら当たり前に分からなくちゃ!」
愛子さんはふんっと鼻息を荒くしてビシッと私を咎めてきたけれど。
一方的なマシンガントークにおいてけぼりのまま、終いにはよく分からないことを言い切られた私は思考が完全にストップした。



