ふと、顔を覆って肩を震わす彼女を横目にデンファレの花束を手に取った。 「これ、愛子さんが受け取ってくれませんか?」 そして徐に、彼女へと花束を差し出した。 ロバートさんの想いは十分伝わったし、私より彼女達にぴったりだ。 「…え?どういうこと?」 愛子さんは私の唐突な声にそっと手を下ろすと、微かに潤んでいる瞳を揺らして戸惑っているようだった。 「デンファレ、花言葉は”お似合いのふたり”……愛子さんと樋口さんみたいだなって」