そう、どこか苦しそうに呟いたルカさんの耳は真っ赤で、口元は覆われているけどちらっと見える頬も真っ赤で。
全然余裕なんだろうと思っていたのに、予想外のルカさんの反応に胸がぎゅーっと痛くなる。
嬉しいと言ってくれたその姿に、自惚れてしまいそうになる自分を叱責したくなる。
「……だめだ、これ以上は耐えられない。ちょっと、頭冷やしてくるね…」
ゆらゆらとルカさんは立ち上がると、あっという間に和室から出て行ってしまった。
置いてけぼりの私は、ぼーっと天井を見つめてそっと指先で唇をなぞった。
「(嫌じゃなかった…、寧ろ…)」
そこまで考えて無理矢理これ以上考えることをやめた。
途端に、自分の変化が怖くなった。



