じっと見つめられる熱い視線に息が詰まりそうになって、控えめに言葉を発した。
「…ありがとうございました」
「ねぇ、今の甘えてくれたってことでいいよね?」
「…えっと…」
いつも何もしなくてもだだ漏れなのに、その何倍も色気を醸し出して甘く問いかけてくる。
そんな彼の妖艶な雰囲気に心臓が激しく動き出す。
今、私はルカさんに甘えていたのだろうか。
……たしかに、素直にルカさんに身を委ねて…
ルカさんの言葉に困惑していると、彼は何かを掌にのせていた。
「レイちゃん、薬飲める?」
小首を傾げながら優しく聞かれる。ゆらゆらと揺れている甘い瞳は何を考えているのか読み取れない。
そんな、ころころと変わる彼に、戸惑いながらも小さく頷いた。



