顔を覗き込んできたルカさんの顔は今にも泣き出しそうな、でも凄く嬉しそうな顔をしていた。
「あの、ルカさん…」
「っ、え…!?」
一旦距離ができたのに、今度はルカさんの胸元に自分から倒れこんだ。頭上からは彼の息を呑むような声が聞こえたような気もする。
でも、今はごめんなさい。力が全然入らない。
頭ががぐるぐるして、明らかに目覚めた時よりも体調が優れないような気もする。
「…レイちゃん、ちょっと俺につかまっててね?」
「っ!」
優しい甘い声が聞こえたかと思ったらふわっと体が浮いた感覚がして、反射的に目の前のルカさんの胸元をぎゅっと握り締めた。
「うん、いい子」



