エンゼルランプ





「はあ…レイちゃん…」

「…っ」



心臓が痛い。身体が熱すぎる。


溜め息だろうか、耳に空気が触れたかと思ったら視界は突然明るくなって自分の胸元には逞しい腕。


後ろからルカさんに抱き締められてると理解しても、身体がガチガチに硬直したまま動けなかった。



優しく包み込むようにしてくれているその温かさは心地良いものだけど、


もう、心臓が爆発しそう。



「…ルカさんっ」


思わず自分にしては大きめの声が出てしまった。病気の熱なのか、精神的な熱なのか、ルカさんの熱なのか。



「…やっと…やっと、声聞けた」