˖⊹ 𑁍
変化と戸惑い sideレイ
「(……あっつい…)」
最初に感じたのが息苦しくなるほどの熱さと右肩の鈍い焼けるような痛みだった。
喉乾いた…痛い、熱い、暑い。
次々と襲ってくる色んな感覚に眉を寄せながら、ゆっくりと瞼を開けた。
「……ど、こ」
思わず零れた声は、酷く掠れていて喉に手を添えながら起き上がろうとした。
「…っ!」
つい利き手を支えにしようとしてズキっと鋭い痛みが走り右肩を抱え込んだ。
…そっか、刺されたんだ。
左脇下から胸元を通って右肩の傷を頑丈に巻いている分厚い包帯の感触に、大袈裟じゃないかと、その窮屈さに余計に息苦しさを感じた。
それに今の自分の格好…
「ゆかた…?」
人生で初めての浴衣に戸惑い、
なんでこの格好をしているのか、誰が処置してくれて、着替えさせたのか。
そして此処はどこなのか…
たくさん疑問が浮かんだけど燃えるような身体の熱さと怠さ、遠くで響くかのような高い耳鳴りに思考が上手く動かなかった。
変化と戸惑い sideレイ
「(……あっつい…)」
最初に感じたのが息苦しくなるほどの熱さと右肩の鈍い焼けるような痛みだった。
喉乾いた…痛い、熱い、暑い。
次々と襲ってくる色んな感覚に眉を寄せながら、ゆっくりと瞼を開けた。
「……ど、こ」
思わず零れた声は、酷く掠れていて喉に手を添えながら起き上がろうとした。
「…っ!」
つい利き手を支えにしようとしてズキっと鋭い痛みが走り右肩を抱え込んだ。
…そっか、刺されたんだ。
左脇下から胸元を通って右肩の傷を頑丈に巻いている分厚い包帯の感触に、大袈裟じゃないかと、その窮屈さに余計に息苦しさを感じた。
それに今の自分の格好…
「ゆかた…?」
人生で初めての浴衣に戸惑い、
なんでこの格好をしているのか、誰が処置してくれて、着替えさせたのか。
そして此処はどこなのか…
たくさん疑問が浮かんだけど燃えるような身体の熱さと怠さ、遠くで響くかのような高い耳鳴りに思考が上手く動かなかった。



