「もしもし!ルカ、助けて!!!…私、愛子よ!!……っと、兎に角!!今は説明なんてしてらんないから!急いで!あと、医者も用意しときなさい!!」 ……ルカさんに、会いたい。 もう音も何も聞こえない静寂の世界の中、 切羽詰まった様子の藤堂さんのシルエットをぼんやりと視界に捉えながら。 ……ただ、そう、ぽつりと頭に浮かんだ。 ゆらゆらと揺れる意識が続いて、 「…レイちゃんっ!!」 そんな彼の声が聞こえたような気がして、なぜか酷く安心した私は、そのままふわっと意識を手放した。