エンゼルランプ




「ちょ、ちょっと大丈夫なの!?なんで?なんで私なんかを…!?」


やっと状況を理解したのか、彼女は大きく声をあげて動揺していた。


自分でも分からない。

よく分からないから、お願いだから今は大きな声を出さないでっ…



彼女の大きな声が肩口に響くような気がして、今はできるだけ静かにしてほしいのに、灼熱した鉄を打たれているかのような感覚が延々と続き上手く声が出てこない。


だからつい、肩を押さえてない方の人差し指を口の前に立てて「しーっ」とジェスチャーしてしまった。


「…っ!え、あ、ごめんなさい…」


意外にも素直な彼女の隣に、気絶しそうになるのをなんとか耐えながら静かに腰を下ろした。