エンゼルランプ




「奇遇ですね。」


ずっと聞いていたルカさんの声は、さっきと違うように聞こえた。


突然の二人の登場にも驚いたけれど、ルカさんの雰囲気ががらっと変わったことのほうが気になる。


冷たいわけでも、畏まっているわけでもないんだけど。なんだろう。さっきまでの甘くて柔らかい雰囲気が一切感じられなかった。


そんなルカさんに驚き、少し心配になっていると思いがけず私に声が掛けられる。



「あら、貴女だぁれ?」



不思議そうに問い掛けてきた女の人は、私をなぞるかのように上から下まで黒い瞳を動かして見てきた。



それがまるで品定めされているかのようで、いつも以上に顔の筋肉が固まったような気がした。