男の人ってみんなこんなに甘いのだろうか。
そんな疑問が生まれたけれど、経験がない私でもこれはルカさんの特殊な力なんだと何故か確信した。
奔放なルカさんといると私が私じゃなくなりそう…
新しい自分を見つけてしまいそうで、急にルカさんの隣が怖くなってきた。自分でもよく分からない不安とずっと鳴り響く煩わしい鼓動で頭がごちゃごちゃになる。
「レイちゃん?」
整理できない頭と熱を帯びる顔にそのまま硬直していると、優しい柔らかい声が聞こえてきて導かれるように無意識にそっと手を下ろした。
ルカさんは緩々と綺麗に笑みを浮かべて優しく私のことを見つめていた。
「…俺、今すごく嬉しい…レイちゃんが俺の言葉に初めて反応してくれて、すごく…凄く嬉しいよ」



