「俺とデートしてもらえませんか?」
この前会った、涼しげで何を考えているのかよく分からない妖艶な彼とは少し違う。
直球すぎるその言葉は全くそういった経験がない私にもすぐに理解できるもので、だから尚更、頭が真っ白になって動けなくなった。
「ごめんね、吃驚させちゃったね。でも、レイちゃんには直球でいかないと分かってもらえないかなって」
そう言って、ルカさんは照れたように優しく笑った。
その姿を見て胸の奥がキューっと痛くなって、何かの病気なのかもと身が縮んだ。
どう返答すれば正解なのか、今までの人生の中で1番と言えるほど頭の中はパニックに陥った。



