˖⊹ 𑁍
初めての気持ち sideレイ
夕日が差し込むオレンジ色の店内。閉店作業をしている私にロバートさんは声をかけてきた。
「レイちゃん、じゃあ行ってくるね。本当に今日は行かなくていいのかい?」
「はい、…わざわざありがとうございます」
私が作ったラベンダーのドライフラワーの花束を持ったロバートさんはそのまま店の外に出たので、私も見送りにと後をついていく。
「そうか。私も様子が気になるからそんなお礼だなんていいんだよ。…今日はシンプルにしたんだね」
眉尻を下げラベンダーを見つめるロバートさんは、私がどんな思いを込めてその花束を作ったのか分かっているのかもしれない。
気づかないふりをしてくれているけれど、ロバートさんが何か私に言いたいことがあることも、私を見て悲しそうにしていることも知っている。
だけど、ごめんなさい。
どうか、今はそのまま気づかないふりでいて…
初めての気持ち sideレイ
夕日が差し込むオレンジ色の店内。閉店作業をしている私にロバートさんは声をかけてきた。
「レイちゃん、じゃあ行ってくるね。本当に今日は行かなくていいのかい?」
「はい、…わざわざありがとうございます」
私が作ったラベンダーのドライフラワーの花束を持ったロバートさんはそのまま店の外に出たので、私も見送りにと後をついていく。
「そうか。私も様子が気になるからそんなお礼だなんていいんだよ。…今日はシンプルにしたんだね」
眉尻を下げラベンダーを見つめるロバートさんは、私がどんな思いを込めてその花束を作ったのか分かっているのかもしれない。
気づかないふりをしてくれているけれど、ロバートさんが何か私に言いたいことがあることも、私を見て悲しそうにしていることも知っている。
だけど、ごめんなさい。
どうか、今はそのまま気づかないふりでいて…



