花隠し



「なにすんのよ!!!」



おもいきり頬を張られた。



床に飛び散る血が視界に入るが、自分のことなど今はどうでもいい。



「ばか!こんなところで叫んだって意味無いでしょ?!しっかりしてよ!」



実里の肩を揺らす。



不安と恐怖が限界を迎えた彼女の精神はボロボロなのだろう。



しかし、それでも動かなくてはいけないときがある。