「大丈夫シュニィちゃん!?風邪なの?それとももっと悪い病気!?」
おい、馬鹿シルナ。
自分も不安なのは分かるが、余計シュニィの不安を煽るのはやめろ。
「…」
イレースが、何やら考え込むような顔をして。
「吐き気と立ちくらみ…。それに食欲不振…ですか」
…ん?
「…つかぬことを聞きますが、シュニィさん。あなた確か、旦那さんがいらっしゃいましたよね」
「え…?はい、いますけど…」
言わずもがな、アトラスのことだな。
「噂によると、夫婦仲も大変宜しいそうで」
「それは…。えぇと…。あまりそんな噂は流されたくないですね…」
ルシェリート夫妻の仲睦まじいことと言ったら、聖魔騎士団の名物みたいなもんだ。
知らない者はいない。
「失礼ですけど、もしや…。心当たりがあるのではないですか?」
「…!」
…心当たり。
というのは、つまり…。
「…あぁ、赤ちゃん出来たんじゃないかってこと?」
…ベリクリーデ。
お前は、思ったことを素直に口に出し過ぎだ。
「そ、そ、それは…」
目をぐるぐるさせるシュニィ。
思い当たる節が…ある?
「そ、そういえば…そうかもしれません」
どうやら、心当たりがあるらしい。
吐き気や立ちくらみ、貧血、食欲不振、全部悪阻の症状。
そして、超仲良しなルシェリート夫妻。
これは…最早疑う余地なし、か。
「ちょっと…良いかな?触ってみても」
「え?はい…」
シルナが、そっとシュニィの腹部に手を当てて、そして目を閉じた。
こう見えて、イーニシュフェルトの聖賢者の名前は伊達ではない。
「…うん。まだ小さいけど、確かに命の息吹を感じる」
「ほ、本当ですか?」
「良かったね、シュニィちゃん。二人目だ」
「…!」
思わぬところで、第二子発覚。
シュニィは顔を綻ばせ、いとおしそうに自分のお腹を撫でた。
シルナも、超にっこにこ。
何故かシルナが一番喜んでる。
「アトラス君に早く伝えなきゃね~。今彼、何処にいるの?」
「えぇと、今日は北方都市エクトルの小さな村で、部隊を率いて山賊の討伐任務を…」
あぁ、エクトル…。
あそこは隣国との国境沿いにある都市で、山賊やら盗賊やらが頻繁に現れるのだ。
その討伐任務に駆り出されていると。
「だとしたら、帰ってくるには時間がかかるね。特急列車に乗っても半日以上…」
普通の列車に乗って帰ってきてたら、一日跨ぐだろうな。
「どうする?帰ってから伝える?」
「いやぁ、少しでも早く帰ってきてくれた方が、シュニィちゃんも安心するだろうし。とりあえず遠距離伝達魔法で、おめでただけでも伝えておくよ」
きっと喜ぶだろうな。
多分、嬉し過ぎて狂喜の舞を舞うぞ。
実際第一子のアイナが出来たとき、二時間くらい踊ってたし。
聖魔騎士団団長が狂ったと、誰もが思った。
俺も思った。
まぁ今回は二人目だし、アイナのときよりは冷静だろう…と。
…思っていたのだが。
おい、馬鹿シルナ。
自分も不安なのは分かるが、余計シュニィの不安を煽るのはやめろ。
「…」
イレースが、何やら考え込むような顔をして。
「吐き気と立ちくらみ…。それに食欲不振…ですか」
…ん?
「…つかぬことを聞きますが、シュニィさん。あなた確か、旦那さんがいらっしゃいましたよね」
「え…?はい、いますけど…」
言わずもがな、アトラスのことだな。
「噂によると、夫婦仲も大変宜しいそうで」
「それは…。えぇと…。あまりそんな噂は流されたくないですね…」
ルシェリート夫妻の仲睦まじいことと言ったら、聖魔騎士団の名物みたいなもんだ。
知らない者はいない。
「失礼ですけど、もしや…。心当たりがあるのではないですか?」
「…!」
…心当たり。
というのは、つまり…。
「…あぁ、赤ちゃん出来たんじゃないかってこと?」
…ベリクリーデ。
お前は、思ったことを素直に口に出し過ぎだ。
「そ、そ、それは…」
目をぐるぐるさせるシュニィ。
思い当たる節が…ある?
「そ、そういえば…そうかもしれません」
どうやら、心当たりがあるらしい。
吐き気や立ちくらみ、貧血、食欲不振、全部悪阻の症状。
そして、超仲良しなルシェリート夫妻。
これは…最早疑う余地なし、か。
「ちょっと…良いかな?触ってみても」
「え?はい…」
シルナが、そっとシュニィの腹部に手を当てて、そして目を閉じた。
こう見えて、イーニシュフェルトの聖賢者の名前は伊達ではない。
「…うん。まだ小さいけど、確かに命の息吹を感じる」
「ほ、本当ですか?」
「良かったね、シュニィちゃん。二人目だ」
「…!」
思わぬところで、第二子発覚。
シュニィは顔を綻ばせ、いとおしそうに自分のお腹を撫でた。
シルナも、超にっこにこ。
何故かシルナが一番喜んでる。
「アトラス君に早く伝えなきゃね~。今彼、何処にいるの?」
「えぇと、今日は北方都市エクトルの小さな村で、部隊を率いて山賊の討伐任務を…」
あぁ、エクトル…。
あそこは隣国との国境沿いにある都市で、山賊やら盗賊やらが頻繁に現れるのだ。
その討伐任務に駆り出されていると。
「だとしたら、帰ってくるには時間がかかるね。特急列車に乗っても半日以上…」
普通の列車に乗って帰ってきてたら、一日跨ぐだろうな。
「どうする?帰ってから伝える?」
「いやぁ、少しでも早く帰ってきてくれた方が、シュニィちゃんも安心するだろうし。とりあえず遠距離伝達魔法で、おめでただけでも伝えておくよ」
きっと喜ぶだろうな。
多分、嬉し過ぎて狂喜の舞を舞うぞ。
実際第一子のアイナが出来たとき、二時間くらい踊ってたし。
聖魔騎士団団長が狂ったと、誰もが思った。
俺も思った。
まぁ今回は二人目だし、アイナのときよりは冷静だろう…と。
…思っていたのだが。

