…あぁ。
そういえばいたね、君。
「いきなりどうしたんだよ!お前、自分が何をやってるのか分かってるのか!?誰かに乗っ取られて…」
「…誰かに、乗っ取られる?」
笑わせてくれる。
この私が、誰に乗っ取られると言うのか。
強いて言うなら、それは狂気であり、そして…。
「…愛、かな」
その為に私は、ここにある全てを裏切ると決めたのだ。
「し、シルナ何言って…」
「消えろ」
私は、幼馴染みを一瞬で殺した。
躊躇うことなんてない。
何故私が、彼らを殺すことに躊躇いを覚えなければならない?
何もかも覚悟して、私はここにある全てを捨てると決めたのだ。
ならば、もう迷う必要はない。
「…そうですよね、族長殿」
幼馴染みが倒れた、その向こうに。
険しい顔をした族長が、そこに立っていた。
「…錯乱したか、シルナ・エインリー」
「いいえ、私は正気です」
正気で、お前達を裏切ることを決めた。
だから、平気で杖を向けた。
族長は杖を動かさなかった。
死を覚悟しているということか。さすがに潔い。
その代わり族長は、私に向かって捨て台詞を残した。
「闇に呑まれ、外道に堕ちた者に、未来などない。待ち受けるは、破滅の道だけよ」
「…はは…」
言いたいことは、それだけか?
闇に呑まれ、破滅の未来を辿る?
…で?
それが、何か問題があるのか?
何度でも、何度でも私を試すが良い。
そして私は、何度同じ選択を迫られても、同じ答えを選ぶ。
「あの子」の傍にいられるのなら。私は。
そういえばいたね、君。
「いきなりどうしたんだよ!お前、自分が何をやってるのか分かってるのか!?誰かに乗っ取られて…」
「…誰かに、乗っ取られる?」
笑わせてくれる。
この私が、誰に乗っ取られると言うのか。
強いて言うなら、それは狂気であり、そして…。
「…愛、かな」
その為に私は、ここにある全てを裏切ると決めたのだ。
「し、シルナ何言って…」
「消えろ」
私は、幼馴染みを一瞬で殺した。
躊躇うことなんてない。
何故私が、彼らを殺すことに躊躇いを覚えなければならない?
何もかも覚悟して、私はここにある全てを捨てると決めたのだ。
ならば、もう迷う必要はない。
「…そうですよね、族長殿」
幼馴染みが倒れた、その向こうに。
険しい顔をした族長が、そこに立っていた。
「…錯乱したか、シルナ・エインリー」
「いいえ、私は正気です」
正気で、お前達を裏切ることを決めた。
だから、平気で杖を向けた。
族長は杖を動かさなかった。
死を覚悟しているということか。さすがに潔い。
その代わり族長は、私に向かって捨て台詞を残した。
「闇に呑まれ、外道に堕ちた者に、未来などない。待ち受けるは、破滅の道だけよ」
「…はは…」
言いたいことは、それだけか?
闇に呑まれ、破滅の未来を辿る?
…で?
それが、何か問題があるのか?
何度でも、何度でも私を試すが良い。
そして私は、何度同じ選択を迫られても、同じ答えを選ぶ。
「あの子」の傍にいられるのなら。私は。


