敵相手に何言ってんだって感じだけど。
ちょっと待って。まだ心の準備が。
と、内心思いつつも、狼狽えているのを悟られたら、格好の的だ。
「待ち伏せしてくれてたみたいで、探す手間が省けたよ」
俺は、大仰にそう言ってみせた。
まぁ、嘘ではない。実際その通りだし。
「聞いたか?お前のお仲間、リーダー以外全員やられたってさ」
「あぁ、聞いている」
あっそ。知ってんのか。
ワンチャン、仲間が皆死んだことを知って、狼狽えてくれたらラッキーと思ってたんだが。
『カタストロフィ』の情報網も、あながちお粗末ではないらしい。
それはそれは。
「まぁ心配するな。あんたもこれから、お仲間のところに連れてってやるから」
リーダーと二人だけなんて、組織として寂しいだろう。
だったらあの世で、死んだ仲間と一緒に、リーダーがやって来るのを待っていた方が良いんじゃないか?
と、思ったが。
シルヴェスタは、全く動じていなかった。
「奴らは傲りが過ぎただけだ」
と、死んだ仲間をディスり始めた。
「傲ってなければ勝てたって?」
「少なくとも、あんなにも無様に殺されることにはならなかっただろう」
最低でも、相討ちくらいは狙いたかったのだろうな。
残念ながら、こちらは被害ゼロなんだが。
なんか申し訳ないね。
こっちが一方的に殴ってるみたいじゃん。
まぁ、先に殴りかかってきたのは、そっちなんだけど。
殴りかかってきたんだから、殴り返されるくらい、覚悟してるよなぁ?
「で?傲らないあんたは、俺とシルナ相手に、どう戦うつもりだ?」
言わなくても分かるとは思うが。
俺とシルナは、あんたらのお仲間を倒した、即席ペアとは違うぞ。
お互いの呼吸は把握しているし、連携はキュレムとルイーシュにも負けない。
俺がシルナと組んでから、もう何年になると思ってる。
気が遠くなるほどの長い時間を、俺とシルナは共に歩んできたのだ。
その結束力は、ルーデュニア聖王国随一。
正直、どんな相手が来ても、負ける気がしない。
リーダーでもないモブのあんたに、何が出来る?
「忠告しておいてやろうか。大人しく降参した方が、身の為だぞ」
断言する。
絶対に、お前は俺達には勝てない。
お前が神様でもない限りな。
…しかし。
「生きて虜囚の辱しめを受けるくらいなら、自らあの世に行くことを選ぶ」
あっさりと、自殺宣言。
あぁそうですか。
じゃあ、その潔い最期とやらを見せてもらおうかね。
「羽久、いつも通りに…」
「あぁ」
こいつが何をしてこようとも、俺達は負けない。
しかし。
「お前達が戦うのは、我ではない」
…あ?
「お前達が戦うのは、お前達自身だ」
「何を言っ、…」
その、瞬間。
俺達は、別々に引き離された。
ちょっと待って。まだ心の準備が。
と、内心思いつつも、狼狽えているのを悟られたら、格好の的だ。
「待ち伏せしてくれてたみたいで、探す手間が省けたよ」
俺は、大仰にそう言ってみせた。
まぁ、嘘ではない。実際その通りだし。
「聞いたか?お前のお仲間、リーダー以外全員やられたってさ」
「あぁ、聞いている」
あっそ。知ってんのか。
ワンチャン、仲間が皆死んだことを知って、狼狽えてくれたらラッキーと思ってたんだが。
『カタストロフィ』の情報網も、あながちお粗末ではないらしい。
それはそれは。
「まぁ心配するな。あんたもこれから、お仲間のところに連れてってやるから」
リーダーと二人だけなんて、組織として寂しいだろう。
だったらあの世で、死んだ仲間と一緒に、リーダーがやって来るのを待っていた方が良いんじゃないか?
と、思ったが。
シルヴェスタは、全く動じていなかった。
「奴らは傲りが過ぎただけだ」
と、死んだ仲間をディスり始めた。
「傲ってなければ勝てたって?」
「少なくとも、あんなにも無様に殺されることにはならなかっただろう」
最低でも、相討ちくらいは狙いたかったのだろうな。
残念ながら、こちらは被害ゼロなんだが。
なんか申し訳ないね。
こっちが一方的に殴ってるみたいじゃん。
まぁ、先に殴りかかってきたのは、そっちなんだけど。
殴りかかってきたんだから、殴り返されるくらい、覚悟してるよなぁ?
「で?傲らないあんたは、俺とシルナ相手に、どう戦うつもりだ?」
言わなくても分かるとは思うが。
俺とシルナは、あんたらのお仲間を倒した、即席ペアとは違うぞ。
お互いの呼吸は把握しているし、連携はキュレムとルイーシュにも負けない。
俺がシルナと組んでから、もう何年になると思ってる。
気が遠くなるほどの長い時間を、俺とシルナは共に歩んできたのだ。
その結束力は、ルーデュニア聖王国随一。
正直、どんな相手が来ても、負ける気がしない。
リーダーでもないモブのあんたに、何が出来る?
「忠告しておいてやろうか。大人しく降参した方が、身の為だぞ」
断言する。
絶対に、お前は俺達には勝てない。
お前が神様でもない限りな。
…しかし。
「生きて虜囚の辱しめを受けるくらいなら、自らあの世に行くことを選ぶ」
あっさりと、自殺宣言。
あぁそうですか。
じゃあ、その潔い最期とやらを見せてもらおうかね。
「羽久、いつも通りに…」
「あぁ」
こいつが何をしてこようとも、俺達は負けない。
しかし。
「お前達が戦うのは、我ではない」
…あ?
「お前達が戦うのは、お前達自身だ」
「何を言っ、…」
その、瞬間。
俺達は、別々に引き離された。

