さっき言いましたよね、僕。
僕の生まれた時空では、魔法で戦争が起きてたって。
正に、大魔法戦争ですよ。笑えますね。
世の中が真っ二つに割れて、お互いに攻撃し合っていました。
世界は、僕達を放っておいてはくれませんでした。
僕達は、望まずに戦争に駆り出されることになりました。
そりゃそうなりますよね。
不死身の召喚魔を従えている、召喚魔導師。
どちらの陣営も、僕達を巡って争いました。
仕方なくどちらかの陣営についたら、そりゃあもう重宝されましたよ。
今では僕も、『殺戮の堕天使』なんて呼ばれてますけど。
僕、本当は人を殺すのが好きな訳じゃないんですよ。
信じてもらえます?
どの口が言ってんだ、って思います?
でも、僕は嫌でした。
僕が人を殺すことより、リリスに人を殺すよう指示するのが嫌でした。
リリスも嫌だったに違いないでしょう。
だけど、世の中がそんなだから、巻き込まれざるを得なかったんです。
そして、終わりの日がやって来ました。
死んじゃったんです。
リリスが、じゃないですよ。
彼女は不死身ですからね。死にはしません。
僕が、死んじゃったんです。
死んだと言うか…死にかけたんです。
敵の流れ弾を受けて、致命傷でした。
普段ならあんな豆鉄砲、当たるはずがないんですが。
もう何年も、何日も、毎日毎日戦ってばかりで。
頭の上を弾丸が通り過ぎていく、なんて当たり前の日常になってましたから。
まぁ、要するに、油断してたんでしょうね。
あるいは、もう死にたかったのかもしれません。
だけど、彼女は許してくれませんでした。
リリスは泣きながら、僕を抱き締めました。
あなたがいなくなったら、私はまた一人になってしまう。
私を一人にしないで。
そう。僕もそのつもりでした。
だって約束しましたから。ずっと一緒にいるって。
だけど、彼女は不老不死。
対する僕は、不老であっても不死ではない。
リリスを残して、僕一人だけ死ぬなんて嫌でした。
リリスもまた、自分だけ残されて、僕に会えなくなるのが嫌でした。
すると、何が起きたと思います?
リリスは僕と共に横たわり、そっと血の流れる僕の顔に手を当てて。
「置いていかないで」って言いました。
彼女の目から、一筋の涙が溢れました。
そして、それが僕が最期に見た、彼女の顔だったんです。
僕の生まれた時空では、魔法で戦争が起きてたって。
正に、大魔法戦争ですよ。笑えますね。
世の中が真っ二つに割れて、お互いに攻撃し合っていました。
世界は、僕達を放っておいてはくれませんでした。
僕達は、望まずに戦争に駆り出されることになりました。
そりゃそうなりますよね。
不死身の召喚魔を従えている、召喚魔導師。
どちらの陣営も、僕達を巡って争いました。
仕方なくどちらかの陣営についたら、そりゃあもう重宝されましたよ。
今では僕も、『殺戮の堕天使』なんて呼ばれてますけど。
僕、本当は人を殺すのが好きな訳じゃないんですよ。
信じてもらえます?
どの口が言ってんだ、って思います?
でも、僕は嫌でした。
僕が人を殺すことより、リリスに人を殺すよう指示するのが嫌でした。
リリスも嫌だったに違いないでしょう。
だけど、世の中がそんなだから、巻き込まれざるを得なかったんです。
そして、終わりの日がやって来ました。
死んじゃったんです。
リリスが、じゃないですよ。
彼女は不死身ですからね。死にはしません。
僕が、死んじゃったんです。
死んだと言うか…死にかけたんです。
敵の流れ弾を受けて、致命傷でした。
普段ならあんな豆鉄砲、当たるはずがないんですが。
もう何年も、何日も、毎日毎日戦ってばかりで。
頭の上を弾丸が通り過ぎていく、なんて当たり前の日常になってましたから。
まぁ、要するに、油断してたんでしょうね。
あるいは、もう死にたかったのかもしれません。
だけど、彼女は許してくれませんでした。
リリスは泣きながら、僕を抱き締めました。
あなたがいなくなったら、私はまた一人になってしまう。
私を一人にしないで。
そう。僕もそのつもりでした。
だって約束しましたから。ずっと一緒にいるって。
だけど、彼女は不老不死。
対する僕は、不老であっても不死ではない。
リリスを残して、僕一人だけ死ぬなんて嫌でした。
リリスもまた、自分だけ残されて、僕に会えなくなるのが嫌でした。
すると、何が起きたと思います?
リリスは僕と共に横たわり、そっと血の流れる僕の顔に手を当てて。
「置いていかないで」って言いました。
彼女の目から、一筋の涙が溢れました。
そして、それが僕が最期に見た、彼女の顔だったんです。


