無闇さんと月読さんを連れて、やって来たのは。
「…ここなの?エリュティア君」
と、月読さんに聞かれた。
「はい」
そこは、僕にとっての母校。
馴染み懐かしの、イーニシュフェルト魔導学院である。
「何でここに来るの?学院長に用事でもあるの?」
「あ、いえそうではなくて…」
「じゃあ、どうして?」
…えぇと。
これは、探索魔法の特性と言うか。
つまり。
「僕の探索魔法は、基本的に、探す対象の『痕跡』を手がかりに、持ち主を探してるんです」
「ふむ…?」
「彼の痕跡が残っているのは、多分ここだけなので…」
「…」
あ、どうしよう。
月読さん、あんまりよく分かってない顔してる。
僕も、感覚でやってる感じなので、言葉で上手く説明出来ない…。
「あの、えっと…。済みません…」
「…とにかく、学院の中に手がかりがあるってことだな?」
と、無闇さん。
「ある…かもしれないってだけです。確かなことは…」
「それでも、やってみないよりはマシだな。分かった」
無闇さんは、校舎に向かって堂々と歩みを進めた。
え、ちょ。
「無闇さん?」
「学院内を自由に捜索させて欲しいと、学院長に頼んでくる」
「…!」
「学生寮の方にも、俺から話をつけてくる。存分に探してくれ」
…なんと、頼もしい。
「分かりました。お願いします」
こうして。
僕は、久々に母校に足を踏み入れることになった。
「…ここなの?エリュティア君」
と、月読さんに聞かれた。
「はい」
そこは、僕にとっての母校。
馴染み懐かしの、イーニシュフェルト魔導学院である。
「何でここに来るの?学院長に用事でもあるの?」
「あ、いえそうではなくて…」
「じゃあ、どうして?」
…えぇと。
これは、探索魔法の特性と言うか。
つまり。
「僕の探索魔法は、基本的に、探す対象の『痕跡』を手がかりに、持ち主を探してるんです」
「ふむ…?」
「彼の痕跡が残っているのは、多分ここだけなので…」
「…」
あ、どうしよう。
月読さん、あんまりよく分かってない顔してる。
僕も、感覚でやってる感じなので、言葉で上手く説明出来ない…。
「あの、えっと…。済みません…」
「…とにかく、学院の中に手がかりがあるってことだな?」
と、無闇さん。
「ある…かもしれないってだけです。確かなことは…」
「それでも、やってみないよりはマシだな。分かった」
無闇さんは、校舎に向かって堂々と歩みを進めた。
え、ちょ。
「無闇さん?」
「学院内を自由に捜索させて欲しいと、学院長に頼んでくる」
「…!」
「学生寮の方にも、俺から話をつけてくる。存分に探してくれ」
…なんと、頼もしい。
「分かりました。お願いします」
こうして。
僕は、久々に母校に足を踏み入れることになった。

