さて、まずは最初の競技。
運動会のド定番、徒競走である。
小学生じゃあるまいに、何でこんな競技を毎年毎年、全学年でやらされなければならないのか。
と、疑問に思う生徒もいるだろう。
その答えは、ここにある。
この、学院長席に。
「カナエちゃーん!頑張れー!アニーちゃんファイトー!シャーロットちゃーん!負けるなー!」
「…」
お手製のうちわを、ぶんぶん振りながら。
シルナは、競技を行う生徒達を応援していた。
間違いなく、保護者より熱心に応援してるぞ。
しかも、このシルナ。
無駄に声が大きいので、応援される生徒達にも聞こえている。
彼らは、名指しで応援されるのが恥ずかしいらしく(当たり前)。
全員、顔を真っ赤にして走っていた。
むしろ足がもつれて転ぶよなぁ。
シルナがうるせぇ。
しかも。
「よし次!次はエリザベスちゃんと…あれっ、エリザベスちゃんの応援うちわは!?」
全校生徒分の応援うちわがあるのだから、該当生徒のうちわを探すのも大変である。
次のグループが、位置についてー、と白線まで出た。
おい、もう始まるぞ。
「羽久!羽久!エリザベスちゃんのうちわ何処!?」
「知らねぇよ…」
「良いから早く探して!もう始まっちゃうよ!」
なんて段取りの悪い学院長だ。
仕方ないので、生徒の応援うちわが詰まった段ボール箱を探る。
エリザベス、エリザベス…あ。
「あるじゃん、ここに」
エリザベス、ってキラキラテープで名前書いてる。
しかし。
「それは四年生のエリザベスちゃんの分!今探してるのは一年生のエリザベスちゃん!」
もうどっちでも良いじゃないかよ。
名前同じなんだから。
そうこうしているうちに、ピストルが鳴る。
「あぁっ!始まっちゃった!」
こうなると、もう段ボール箱を漁っている暇はない。
ならば次の手段とばかりに、シルナはタオルを手に、それをぶんぶん振り回した。
「頑張れー!エリザベスちゃーん!ファイトー!」
ライブ会場か。ここは。
応援される方の身にもなってみろ。
恥ずかしくて、逆に全力出せないよな。
運動会のド定番、徒競走である。
小学生じゃあるまいに、何でこんな競技を毎年毎年、全学年でやらされなければならないのか。
と、疑問に思う生徒もいるだろう。
その答えは、ここにある。
この、学院長席に。
「カナエちゃーん!頑張れー!アニーちゃんファイトー!シャーロットちゃーん!負けるなー!」
「…」
お手製のうちわを、ぶんぶん振りながら。
シルナは、競技を行う生徒達を応援していた。
間違いなく、保護者より熱心に応援してるぞ。
しかも、このシルナ。
無駄に声が大きいので、応援される生徒達にも聞こえている。
彼らは、名指しで応援されるのが恥ずかしいらしく(当たり前)。
全員、顔を真っ赤にして走っていた。
むしろ足がもつれて転ぶよなぁ。
シルナがうるせぇ。
しかも。
「よし次!次はエリザベスちゃんと…あれっ、エリザベスちゃんの応援うちわは!?」
全校生徒分の応援うちわがあるのだから、該当生徒のうちわを探すのも大変である。
次のグループが、位置についてー、と白線まで出た。
おい、もう始まるぞ。
「羽久!羽久!エリザベスちゃんのうちわ何処!?」
「知らねぇよ…」
「良いから早く探して!もう始まっちゃうよ!」
なんて段取りの悪い学院長だ。
仕方ないので、生徒の応援うちわが詰まった段ボール箱を探る。
エリザベス、エリザベス…あ。
「あるじゃん、ここに」
エリザベス、ってキラキラテープで名前書いてる。
しかし。
「それは四年生のエリザベスちゃんの分!今探してるのは一年生のエリザベスちゃん!」
もうどっちでも良いじゃないかよ。
名前同じなんだから。
そうこうしているうちに、ピストルが鳴る。
「あぁっ!始まっちゃった!」
こうなると、もう段ボール箱を漁っている暇はない。
ならば次の手段とばかりに、シルナはタオルを手に、それをぶんぶん振り回した。
「頑張れー!エリザベスちゃーん!ファイトー!」
ライブ会場か。ここは。
応援される方の身にもなってみろ。
恥ずかしくて、逆に全力出せないよな。


