偽りの世界



「じゃあ始めるぞ」

授業が始まって

私は教科書を広げる

机の中に手を伸ばすと

なくなっていた教科書や靴、

鞄などが

すべておさまっていた。

無造作にいれたせいか

ところどころ折れてはいたが

そんなことはどうでも良かった。

「じゃあ・・・佐伯、読んでみろ」

「はい」

私は元気に返事をする

それを聞いたみんなは

目を丸くして

私の方を見ていた

もちろん

杉山は笑っていた