偽りの世界


麻奈がこちらを睨んでいる。

私は何もいえないまま

ただ黙って席につく。

しかし

「!!!」


机に書かれていた

死ねの文字がない。


私はバッと

麻奈の方を見る。


麻奈はそれを予想していたのか

そっぽを向いていた。

私には思わず

笑みがこぼれてしまった―――