偽りの世界



翌朝。

私が目を覚ますと

いいにおいがしてくる。

ムクっと立ち上がり

向かったキッチンには

「・・・???」

杉山が料理をしていた。

「何で・・・???」

私は朝が苦手。

「おっ!!起きたか・・・
今行こうと思ってたんだ」

私はやっと理解した。

昨日私は

杉山の家に泊まったんだ。

「すげえ頭だぞ」

思わず笑っている杉山を見て

私は頭に手をやる。

「!!!」

あまりの酷さに

私自身も笑ってしまった―――