偽りの世界


「まあ・・・
逆の世界にさ。
何があるのかは分からないけどさ。
それって・・・
人によって違うだろ??」

「え??」

「人に心があるように
顔や性格とか違ったものがあるように
また見える世界も違うだろ??
だから・・・
今目を瞑って見ている世界は
俺もお前もお前の母親も
みんな違うってことだろ??
だったら
絶対にそれは分からないものなのかもな」


杉山が言った言葉は

妙に納得できた。

それはやっぱり

私みたいなのがいるように

また杉山みたいな人でも

私みたいなのに

接してくれる

そういうことなのかもしれない。


だから世界は

妙なバランスの中で

存在しているのかもしれない。