偽りの世界


私は思わず笑ってしまう。

杉山が

私と話してる。

ただそんなささいやなことが

私にとっては嬉しかった。

「何笑ってんの」

気配から察したのか

杉山が聞く。

「別にっ」

私はまだ笑いがとまらなかった。

「まあいいやっ!!
じゃあ・・・お前の母さんは何が見たかったんだ??」

「さあ??」

今となっては

会話すらまともに出来ない。

挙句の果てには

何かにおびえてるような

母親を見る始末。

そして

私を殺そうとする母親を

私は何度見たのだろう