偽りの世界


「なんで・・・」

「なんで???
んなもん分かってんだろ」

低く

冷たい

いつもの笑顔は

隠されている

「私は・・・
ただ、男に言われて」

「テメエが言ったんだろ。
昨日お前らが佐伯の鞄とか
靴とかボロボロにしてるの見たし」

「え」

麻奈とその周りの女子が

驚いた顔をしている。

そして

私も。

「テメエらが何でこんなこと
してんのかは分かってる。
俺が関係してるんだろ?!」

「ち、違うよ・・・」

「あ・・・??」

私が話を中断させる。

「違うの・・・ 」

そして私はうつむいたまま

喋りだす