一ノ瀬さん家の家庭事情。®️

愛、って好きな人に呼ばれただけで、この名前が特別な響きに聞こえたんだ。

「と、とにかく、またなんか悩みとかあったら今日みたいに言ってくれたら、その、おれはうれしい…です。」

少し照れくさそうに言う浅丘君にまた胸がキュンキュン!

こういうの、恋してるっていうんだろうね!

優しい彼氏がいて、あたしは本当に幸せ者だなぁ…

なーんて呑気に構えて家に帰ると、珍しく玄関には直君のスニーカーが。

今日はちゃんと帰ってきたんだ!

足早にリビングに上がる。

あれ?

部屋にいるのかな?

いや!

いた!

寝てる!!

そっとソファで寝てる直君に寄ってみる。

うん、寝顔はまさしく天使だな。

「…なにしてんの、あんた。」

ひ、ひえええ!!!

起きていらっしゃった!

「あ、あの、今日は早いんだね!」

「帰っちゃいけないわけ?」

「ううん!早く帰ってきてくれて、うれしい!おかえり!直君。」