一ノ瀬さん家の家庭事情。®️

キラキラしてて、みんなの人気者で。

なんでこんな人があたしなんかを好きになってくれたんだろう。

そしていよいよラストシーン。

みんなが舞台上に集合して、終わり。

あたしも一応端っこの方で手を振った。

「あっ、愛ーーー!!」

げっ!

りっちゃん!

恥ずかしい!

あんな大声で叫んで、手がちぎれんばかりにブンブン振っている。

「律さん、すごいね。」

はるひちゃん、気を遣わないで。

ひなのさんも隣で恥ずかしい思いさせてごめんなさい。

舞台上から引っ込むと慌ただしく片付けが始まった。

「愛、はるひ、彼氏、次の劇でるんでしょ?見てきなよ!」

総監督の栞ちゃんのお言葉に甘えて、あたしと、はるひたゃんは一足先に観客席へ。

「次、E組の劇だよ!」

「一ノ瀬君が姫なんだってね!みたーい!」

おやおや、始まる前から話題性抜群ですね。

でもその一ノ瀬君、寝てるだけだからその役選んだって言ってましたよ。