一ノ瀬さん家の家庭事情。®️

もう嫌だよ…

助けて、ほのちゃん!!

最近ほのちゃんとちゃんとまともに話せてないもん。

こんな時、一番相談に乗って欲しいのはほのちゃん。

「そろそろ体育館行くよ!俺らの出番、二番目だからね!」

柚之木君は先頭きって教室から出て行く。

「一ノ瀬、」

「うわっ!」

っと、なんだ、久住君か…

「なにホッとした顔してんだよ、今なんか失礼なこと考えただろ?」

「えっ?ううん!別に!」

「まあいいけど。それより聡太となんかあったのか?」

聡太、その名前にドキンと胸が鳴る。

「昨日うちに聡太が来たらしいんだ。俺、劇の台本学校に忘れて取りに行ってていなかったから、すぐに帰ったらしいんだけど。」

なんかあったなんてもんじゃない!

ありましたとも!とんでもないことがね!!

「俺が言える話じゃねえけどあいつ、器用そうに見えて結構不器用なとこあるから、許してやれよな。」