一ノ瀬さん家の家庭事情。®️

あいつらの悪魔っぷりを…

「じゃあまたシンデレラは宣伝に行って参りますわ!」

柚之木君は嫌がる久住君の腕を無理やり組んで教室を出て行った。

教室には明日使う小道具や大道具、背景など並べてある。

いろいろあったけど、なんとかなりそうでよかった。

あの汚しちゃった絵も元どおりになったみたいだし。

柚之木君にはなんだかんだ言ってたくさんお世話になっちゃった。

「愛ちゃん!きてきて!」

葉ちゃんが教室に飛び込んできて、あたしの腕を引っ張る。

「なーに?」

「アレ!あれ見て!」

廊下に連れ出され、葉ちゃんの指差す方向を見る。

あ、あれは…!!

「二年E組、眠れる森の美女、明日10時半から体育館のステージでやります!見に来てください!」

チラシをにこやかに配るほのちゃんと

「ほら、一ノ瀬ももう少し笑って笑って!」

苦笑いしつつ玲に気をつかう浅丘君と。