一ノ瀬さん家の家庭事情。®️

「あの、絵は…?」

「ん?大丈夫大丈夫!みんなでちゃーんと直したから!あいつらも反省してたから、許してやってね?」

ほんと!?

こんな短時間で?

「それより、ほら、会議、俺ちゃーんと愛ちゃんの分まで聞いてきたから!」

そうだ。

今日は最後の確認会議だったんだ。

それも出れなかったし、これじゃ当分柚之木君には頭が上がらないや。

「柚之木君、ありがとう…あたし…」

「えー、珍しい、愛ちゃんが俺に優しい!」

だって助けてくれたもん。

いつもはチャラチャラしてていい加減っぽいけど、なんだかんだいってクラスをまとめてくれたし、何かと盛り上げてくれた。

「明日、頑張ろうね!」

「あったりまえ!俺のシンデレラにかなうものなんてないのよっ!」

そんな風におどけるから、笑っちゃう。

「愛ちゃんが俺に笑いかけてくれた!やー、かわいいわ。うん、やっぱかわいい!」

うん、やっぱりあなたもちゃらかったね。