一ノ瀬さん家の家庭事情。®️

みんなの声援を受けながら始まった、後半。

始まってすぐに感じた違和感。

「ねえ、ほのちゃん。なんだか須崎学園の人、葉ちゃんにわざとぶつかってない?」

さっきから見ててヒヤヒヤするほど。

なんでファウル、とられないの?

「うん…あれはわざとだね。」

やっぱり!

許せない!そんな卑怯な手を使うなんて!

でもコートの外にいるあたしには何もできない。

そう思っていると、笛がなった。

「交代、春日台高校5番と6番!」

葉ちゃんと桐嶋君が交代させられた。

ベンチに戻ってきた葉ちゃんはフラフラしてる。

「葉ちゃん!大丈夫?」

「う、うん…へーきへーき…」

あまり平気じゃなさそうだけど…

「柊斗、よろしく…」

「はい!」

葉ちゃん、本当に辛そう…

そしていよいよ、試合の終盤。

点は僅差でうちが負けている。

応援の熱も更に上がる。

「タイムアウト!」

そろそろみんなの体力もキツくなっているみたい。