食器を食器棚に片付ける星夜に駆け寄り、彼の顔を覗き込む。
『んー、ちょっと不調かも』
「風邪かな? 早く寝た方がいいよ」
『……沙羅』
星夜に腕を引かれた沙羅は気がつくと彼の腕の中にいた。押し当てられた星夜の胸元から聴こえるドクンドクンと高鳴る心臓の音。
ぎゅっと抱き締められた抱擁はいつもの軽いノリのハグとは違って、苦しくて熱っぽい。
『……ねぇ沙羅。一緒に寝よっか』
「ね、寝るって……」
『沙羅のえっち。寝るって言葉で変な想像しなかった?』
頭上で星夜が笑っている。図星の沙羅は何も言い返せず、熱が溜まる顔を伏せた。
『まぁ俺は添い寝以上のことも大歓迎だよ?』
全国のUN-SWAYEDの女性ファンを虜にする甘い囁きが今は沙羅の耳元だけに注がれていて、滑らかにベースを奏でる指先は沙羅の髪に絡み付いていた。
(何これ、なんなの? これがUN-SWAYEDの魔性の男の本気ですかっ? セクシーフェロモンむんむん過ぎてどうすればいいの?)
星夜の甘い囁きに呑まれまいと沙羅は必死に平常心を保つ。
「星夜、ホントにどうしたの? やっぱり具合悪いんじゃ……」
『身体はなんともない。元気だよ。だから沙羅さえ望むなら……何回でもヤれるよ?』
平常心を保つので必死な沙羅とは正反対に星夜の妖艶さは増すばかり。ダイレクトな発言をされて沙羅の頭はキャパオーバーになっていた。
こんな時に限って他の三人はまだ帰ってこない。
(星夜どうしちゃったの? 身体は元気ってことは元気じゃないのは……心?)
『んー、ちょっと不調かも』
「風邪かな? 早く寝た方がいいよ」
『……沙羅』
星夜に腕を引かれた沙羅は気がつくと彼の腕の中にいた。押し当てられた星夜の胸元から聴こえるドクンドクンと高鳴る心臓の音。
ぎゅっと抱き締められた抱擁はいつもの軽いノリのハグとは違って、苦しくて熱っぽい。
『……ねぇ沙羅。一緒に寝よっか』
「ね、寝るって……」
『沙羅のえっち。寝るって言葉で変な想像しなかった?』
頭上で星夜が笑っている。図星の沙羅は何も言い返せず、熱が溜まる顔を伏せた。
『まぁ俺は添い寝以上のことも大歓迎だよ?』
全国のUN-SWAYEDの女性ファンを虜にする甘い囁きが今は沙羅の耳元だけに注がれていて、滑らかにベースを奏でる指先は沙羅の髪に絡み付いていた。
(何これ、なんなの? これがUN-SWAYEDの魔性の男の本気ですかっ? セクシーフェロモンむんむん過ぎてどうすればいいの?)
星夜の甘い囁きに呑まれまいと沙羅は必死に平常心を保つ。
「星夜、ホントにどうしたの? やっぱり具合悪いんじゃ……」
『身体はなんともない。元気だよ。だから沙羅さえ望むなら……何回でもヤれるよ?』
平常心を保つので必死な沙羅とは正反対に星夜の妖艶さは増すばかり。ダイレクトな発言をされて沙羅の頭はキャパオーバーになっていた。
こんな時に限って他の三人はまだ帰ってこない。
(星夜どうしちゃったの? 身体は元気ってことは元気じゃないのは……心?)

