ノックの音で沙羅はベッドから跳ね起きた。開けた扉の先に待っていたのは大好きな彼。
『アイツら、やっと自分の部屋に帰ったよ』
「皆まだ飲んでたの?」
『そう。どうせ俺の部屋を宴会の場にして俺を沙羅の部屋に行かせない魂胆だろうな』
苦笑いして悠真は沙羅のベッドに寝転んだ。風呂を済ませた彼は寝間着のスエットを着ている。こんなリラックスした姿の悠真を近くで見られるのは、恋人の特権だ。
「晴と星夜は二日酔いにならないといいけど……」
『あの二人は酒強いし、翌日に残らないタイプだから大丈夫。晴達もぐっすり眠るための寝酒だよ。俺達、これでも緊張してるんだ』
ベッドに腰かけた沙羅の膝に悠真が頭を乗せた。12月に入ってヘアカラーを暗めのアッシュグレージュに変えた悠真のサラサラとした髪に沙羅は指を通した。
沙羅に髪を撫でられた彼は気持ち良さそうに目を閉じる。
「悠真も緊張してる?」
『してる。リハーサルで武道館のステージに立っただけで手と足が震えた』
凛としてしっかり者の男性がふいに見せる甘えん坊な顔はとても可愛い。相変わらず睫毛が長くて綺麗な顔立ちだ。
『やっとここまで来たんだ。俺達は明日、ひとつの夢を叶える。ステージから見える1万4千人が集まった武道館は最高の景色だろうな』
「1万4千人かぁ。私も緊張してきちゃった。眠れなくなったらどうしよう……」
『俺の安眠薬は酒じゃなくて沙羅なんだよ。今夜は一緒に寝よう? 二人で布団に入ればよく眠れそうだよ』
イケメンに下から覗き込まれての『一緒に寝よう』の誘い文句は破壊力があり過ぎる。
『アイツら、やっと自分の部屋に帰ったよ』
「皆まだ飲んでたの?」
『そう。どうせ俺の部屋を宴会の場にして俺を沙羅の部屋に行かせない魂胆だろうな』
苦笑いして悠真は沙羅のベッドに寝転んだ。風呂を済ませた彼は寝間着のスエットを着ている。こんなリラックスした姿の悠真を近くで見られるのは、恋人の特権だ。
「晴と星夜は二日酔いにならないといいけど……」
『あの二人は酒強いし、翌日に残らないタイプだから大丈夫。晴達もぐっすり眠るための寝酒だよ。俺達、これでも緊張してるんだ』
ベッドに腰かけた沙羅の膝に悠真が頭を乗せた。12月に入ってヘアカラーを暗めのアッシュグレージュに変えた悠真のサラサラとした髪に沙羅は指を通した。
沙羅に髪を撫でられた彼は気持ち良さそうに目を閉じる。
「悠真も緊張してる?」
『してる。リハーサルで武道館のステージに立っただけで手と足が震えた』
凛としてしっかり者の男性がふいに見せる甘えん坊な顔はとても可愛い。相変わらず睫毛が長くて綺麗な顔立ちだ。
『やっとここまで来たんだ。俺達は明日、ひとつの夢を叶える。ステージから見える1万4千人が集まった武道館は最高の景色だろうな』
「1万4千人かぁ。私も緊張してきちゃった。眠れなくなったらどうしよう……」
『俺の安眠薬は酒じゃなくて沙羅なんだよ。今夜は一緒に寝よう? 二人で布団に入ればよく眠れそうだよ』
イケメンに下から覗き込まれての『一緒に寝よう』の誘い文句は破壊力があり過ぎる。

