沙羅が笑顔で美味しいと言ってくれるから料理は楽しかった。沙羅の心が他の誰かに向いていたとしても、星夜の料理を食べた時の沙羅の笑顔は紛れもなく星夜に向けられたものだった。
『キスして本当に失恋を確信するのも変な話だよな。沙羅はもう俺のキスを受け入れてくれなかった。わかってたんだ。悠真を選んでからの沙羅は俺や海斗に寄りかからないようにしてる』
『いつかお前と海斗に彼女ができた時にヤキモチ妬かないためだって言ってた。沙羅なりの線引きなんだよ』
『沙羅は晴にはそういうこと話すんだな。こうなるとお兄ちゃんポジションでいた方が楽だったなぁ。好きな女とその彼氏とひとつ屋根の下はキツイ』
最後のキスのつもりだった9月のお台場でのキスでは、沙羅はまだ星夜を受け入れてくれた。あの時までは沙羅の星夜への淡い恋心がキスを通して感じ取れた。
しかし今日は強い拒絶はしなくても受け入れてはくれなかった。唇を重ねるだけ虚しくなるキスだとしても、久々に味わう沙羅の唇に興奮を覚えた自分はどうしようもない獣だ。
どさくさ紛れに触れた沙羅の太ももの肌の感覚が手のひらに残っている。柔らかな肌だった。
下の階に晴の存在がなければどうしていた?
家に沙羅と二人きりだったらどうなっていた?
『キスして本当に失恋を確信するのも変な話だよな。沙羅はもう俺のキスを受け入れてくれなかった。わかってたんだ。悠真を選んでからの沙羅は俺や海斗に寄りかからないようにしてる』
『いつかお前と海斗に彼女ができた時にヤキモチ妬かないためだって言ってた。沙羅なりの線引きなんだよ』
『沙羅は晴にはそういうこと話すんだな。こうなるとお兄ちゃんポジションでいた方が楽だったなぁ。好きな女とその彼氏とひとつ屋根の下はキツイ』
最後のキスのつもりだった9月のお台場でのキスでは、沙羅はまだ星夜を受け入れてくれた。あの時までは沙羅の星夜への淡い恋心がキスを通して感じ取れた。
しかし今日は強い拒絶はしなくても受け入れてはくれなかった。唇を重ねるだけ虚しくなるキスだとしても、久々に味わう沙羅の唇に興奮を覚えた自分はどうしようもない獣だ。
どさくさ紛れに触れた沙羅の太ももの肌の感覚が手のひらに残っている。柔らかな肌だった。
下の階に晴の存在がなければどうしていた?
家に沙羅と二人きりだったらどうなっていた?

