11月21日(Sat)
池袋駅に異彩を放つ四人組が降り立った。
悠真はだて眼鏡、星夜と晴はサングラス、海斗はキャップを目深に被っている。列車内でも列車を降りた後も、通りすがりに彼らの顔を一瞥していく男女は絶えなかった。
彼らの姿を目で追う街の人もまさかこの四人がUN-SWAYEDのメンバーだとは知るよしもない。
どこにいても注目を集める四人は明治通りに面した池袋駅の出口を出た。
「晴ぅー!」
『……なんで花音がいるんだ?』
テンション高く晴に飛び付く花音の登場に海斗と星夜は苦笑い、悠真はやれやれと肩をすくめ、晴は甘い表情で恋人の頭を撫でていた。
「なによー。海斗も星夜もそんな嫌な顔しないでよねっ! 沙羅ちゃんから花音さんもどうぞってチケット取ってもらったんだもーん。ね、悠兄っ、私の分のチケットちゃんとあるよね?」
『沙羅から貰ってるよ』
チケットは悠真が五人まとめて預かっていた。日本音楽大学の大学祭は学祭自体の出入りは自由でも、演奏会の入場には専用のチケットが必要になる。
「でも皆、そんなテキトォーな変装で大丈夫なの? ライブの後だと今日のこと絶対話題になるよ。音大の学祭にUN-SWAYEDが全員来てた! 学生の知り合いなのかぁ? って」
『演奏会の観客のほとんどは学生の親や友達って沙羅も言ってたよな』
『ネットに大学の名前くらいは挙がるかも』
「ドラムのHARUだけは女連れだったって広まればいいなぁ。サングラス姿かっこいい」
『花音は今日の服も似合ってるよ。可愛い』
「ふふっ。晴大好きっ」
所構わず自分達の世界に浸る晴と花音のカップルを目の当たりにした三人は溜息をついた。
『このバカップルうざい……』
『晴がここまで花音にデレるとは思わなかった』
『だよな。あんなに逃げ回ってたのに結局ベタ惚れじゃん』
『バカップルは放ってさっさと行くぞ』
呆れる海斗と星夜を引き連れて悠真は明治通りを進んだ。沙羅の出演は13時30分開演の午後の部だ。
池袋駅に異彩を放つ四人組が降り立った。
悠真はだて眼鏡、星夜と晴はサングラス、海斗はキャップを目深に被っている。列車内でも列車を降りた後も、通りすがりに彼らの顔を一瞥していく男女は絶えなかった。
彼らの姿を目で追う街の人もまさかこの四人がUN-SWAYEDのメンバーだとは知るよしもない。
どこにいても注目を集める四人は明治通りに面した池袋駅の出口を出た。
「晴ぅー!」
『……なんで花音がいるんだ?』
テンション高く晴に飛び付く花音の登場に海斗と星夜は苦笑い、悠真はやれやれと肩をすくめ、晴は甘い表情で恋人の頭を撫でていた。
「なによー。海斗も星夜もそんな嫌な顔しないでよねっ! 沙羅ちゃんから花音さんもどうぞってチケット取ってもらったんだもーん。ね、悠兄っ、私の分のチケットちゃんとあるよね?」
『沙羅から貰ってるよ』
チケットは悠真が五人まとめて預かっていた。日本音楽大学の大学祭は学祭自体の出入りは自由でも、演奏会の入場には専用のチケットが必要になる。
「でも皆、そんなテキトォーな変装で大丈夫なの? ライブの後だと今日のこと絶対話題になるよ。音大の学祭にUN-SWAYEDが全員来てた! 学生の知り合いなのかぁ? って」
『演奏会の観客のほとんどは学生の親や友達って沙羅も言ってたよな』
『ネットに大学の名前くらいは挙がるかも』
「ドラムのHARUだけは女連れだったって広まればいいなぁ。サングラス姿かっこいい」
『花音は今日の服も似合ってるよ。可愛い』
「ふふっ。晴大好きっ」
所構わず自分達の世界に浸る晴と花音のカップルを目の当たりにした三人は溜息をついた。
『このバカップルうざい……』
『晴がここまで花音にデレるとは思わなかった』
『だよな。あんなに逃げ回ってたのに結局ベタ惚れじゃん』
『バカップルは放ってさっさと行くぞ』
呆れる海斗と星夜を引き連れて悠真は明治通りを進んだ。沙羅の出演は13時30分開演の午後の部だ。

