UN-SWAYEDの公式ファンクラブ設立の10月5日を1週間後に控えた9月最後の月曜日。悠真達は神保町に所在する並木《なみき》出版の一室で雑誌のインタビューを受けていた
今日は雑誌の取材が三件。音楽雑誌リエットと週刊誌の取材を済ませ、最後の取材が並木版社から発刊されているティーン向けのファッション誌だ。
「〈full moon〉は私もとても好きな曲なんです。UN-SWAYEDの他の楽曲とは詞の雰囲気も違っていて、これは四人の誰の実体験なんだろうと妄想を巡らせていたんですよ。ご友人のお話だったんですね」
インタビュアーの北山圭織は事前に決められた進行に従って取材を進める。
「UN-SWAYEDはラブソングが少なめですよね。代表的なものが〈夢逢い〉となっていますが、〈夢逢い〉もやはり誰かの経験談から歌詞の着想を?」
『想像で補う部分もありますが、自分やメンバーが経験した感情が詞にリアリティーをもたらしてくれますね』
「そこを詳しく。女の子は恋のお話が好きなんです。夢逢いはKAITOさんご自身の恋の経験ですか?」
圭織の容赦のない追及と口数の少ない海斗との攻防戦は続く。
音楽雑誌や週刊誌は11月発売の新曲や12月のライブの話が主だったが、ティーン向け雑誌の取材はプライベートな質問を切り込んでくる。
悠真も星夜や晴も、インタビューでは好きな女性のタイプやデートプランを聞かれた。
音楽とかけ離れた質問には悠真がNGサインを出していたが、楽曲とプライベートを絡めた質問を執拗に繰り出す圭織の取材攻勢に四人は辟易していた。
今日は雑誌の取材が三件。音楽雑誌リエットと週刊誌の取材を済ませ、最後の取材が並木版社から発刊されているティーン向けのファッション誌だ。
「〈full moon〉は私もとても好きな曲なんです。UN-SWAYEDの他の楽曲とは詞の雰囲気も違っていて、これは四人の誰の実体験なんだろうと妄想を巡らせていたんですよ。ご友人のお話だったんですね」
インタビュアーの北山圭織は事前に決められた進行に従って取材を進める。
「UN-SWAYEDはラブソングが少なめですよね。代表的なものが〈夢逢い〉となっていますが、〈夢逢い〉もやはり誰かの経験談から歌詞の着想を?」
『想像で補う部分もありますが、自分やメンバーが経験した感情が詞にリアリティーをもたらしてくれますね』
「そこを詳しく。女の子は恋のお話が好きなんです。夢逢いはKAITOさんご自身の恋の経験ですか?」
圭織の容赦のない追及と口数の少ない海斗との攻防戦は続く。
音楽雑誌や週刊誌は11月発売の新曲や12月のライブの話が主だったが、ティーン向け雑誌の取材はプライベートな質問を切り込んでくる。
悠真も星夜や晴も、インタビューでは好きな女性のタイプやデートプランを聞かれた。
音楽とかけ離れた質問には悠真がNGサインを出していたが、楽曲とプライベートを絡めた質問を執拗に繰り出す圭織の取材攻勢に四人は辟易していた。

