『高校入ってから悠真と一緒に本格的に音楽の道に進みたいって思い始めたんだ。ブラックオニキスを潰した高1の冬に黒龍を抜けた。悠真と海斗と星夜とLARME《ラルム》って名前でバンド組んで、新宿のスタジオで毎日ドラム叩いてた。由芽も勉強の息抜きに俺達の演奏を聴きに来てくれたんだ』
「晴と由芽さんの関係は続いてたんだね」
晴の手元で闇に浮かぶ夜空の封筒。封筒に描かれている星座はオリオン座だ。そこから点と点を辿ると冬の大三角ができる。
この封筒は冬の星空の模様だった。
『俺と由芽は“友達”だったからな。俺も彼女ができたりしたけど、由芽のことは友達として好きで居続けようと思ってた。俺のドラムを聴いてくれるだけで満足だった。 由芽は相変わらず星が好きな奴で、大学では宇宙の勉強がしたいって言ってたな。俺も大学は行くつもりしてたから、高3になったら由芽と悠真と三人で受験勉強もした。……由芽が死んだのは俺のせいなんだ』
ライトが回転して冬の空が春に変わる。季節が一周したのだ。
立ち上がった晴が電気をつけると天井に散らばっていた星空が姿を消した。
『由芽が事故で死んだあの日、俺と悠真と由芽は三人で図書館で受験勉強してた。帰り道に俺達と別れた後、由芽は律と敵対しているグループの連中に追われたんだ。奴らは由芽が律の元カノって知ってて由芽を狙った。由芽は追いかけてくる奴らから逃げて赤信号なのに飛び出して……車に跳ねられた』
由芽の死を語る晴は棚の引き出しを開けて探し物をしている。わざと沙羅に背を向けているように思えた。
「晴と由芽さんの関係は続いてたんだね」
晴の手元で闇に浮かぶ夜空の封筒。封筒に描かれている星座はオリオン座だ。そこから点と点を辿ると冬の大三角ができる。
この封筒は冬の星空の模様だった。
『俺と由芽は“友達”だったからな。俺も彼女ができたりしたけど、由芽のことは友達として好きで居続けようと思ってた。俺のドラムを聴いてくれるだけで満足だった。 由芽は相変わらず星が好きな奴で、大学では宇宙の勉強がしたいって言ってたな。俺も大学は行くつもりしてたから、高3になったら由芽と悠真と三人で受験勉強もした。……由芽が死んだのは俺のせいなんだ』
ライトが回転して冬の空が春に変わる。季節が一周したのだ。
立ち上がった晴が電気をつけると天井に散らばっていた星空が姿を消した。
『由芽が事故で死んだあの日、俺と悠真と由芽は三人で図書館で受験勉強してた。帰り道に俺達と別れた後、由芽は律と敵対しているグループの連中に追われたんだ。奴らは由芽が律の元カノって知ってて由芽を狙った。由芽は追いかけてくる奴らから逃げて赤信号なのに飛び出して……車に跳ねられた』
由芽の死を語る晴は棚の引き出しを開けて探し物をしている。わざと沙羅に背を向けているように思えた。

