「悠真もサボったりするんだ……」
『でも悠真は部活や塾サボってもその分自主的にやる奴だから成績学年トップの陸上部のエースなんだけどな。俺も悠真の家でドラム触らせてもらったりして、ギター練習する悠真と音楽やってるのが楽しかった。律とバカやるのも楽しいし、由芽が開いてくれる勉強会で由芽に会えるのも嬉しかった。中2から中3にかけてはザ、青春ってやつを過ごしてたよ』
天井が夏の星空に変わる。夏の空には天の川が流れていた。
『律が由芽のことが好きって俺に打ち明けたのは中2の終わりだった。律の気持ちはなんとなく気付いてたんだけどな。律と由芽とは3年でクラスが離れて……アイツとの距離感が微妙に遠くなったのはそれからだ。律は何かと俺と張り合うようになった』
「それって晴も由芽さんを……?」
『……由芽はさ、星が大好きだったんだ。いっつも星や宇宙の本を読んでたしプラネタリウムにも何度も付き合わされた。由芽が好きな星座は白鳥座だったかな。たまに俺達に手紙書いてくれたんだ。由芽の手紙はこれと同じような、星座の封筒だった』
夏の大三角を形成する白鳥座の下で晴は例の夜空の封筒を掲げた。夏の大三角のベガとアルタイルとデネブ、ベガとアルタイルはそのまま彼らの淡い三角関係に見えた。
『律と由芽が付き合ったのは中3の夏だった。律に告白されたけどどうしようって由芽に相談されたんだ。俺は、律はいい奴だから付き合えばって言った』
「晴は由芽さんが好きだったんだよね? 好きなのになんでそんなこと……」
『由芽はお人好しで一生懸命で、最初は由芽が眩しかった。俺も律もキラキラしてる由芽に惹かれていたよ。友達と好きな女が被るのも今思えば青春だけど当時はきつかったな』
夏の大三角の間に流れる天の川。織姫のベガと彦星のアルタイル、晴は二つの星を見守る白鳥座のデネブを選んだ。
『でも悠真は部活や塾サボってもその分自主的にやる奴だから成績学年トップの陸上部のエースなんだけどな。俺も悠真の家でドラム触らせてもらったりして、ギター練習する悠真と音楽やってるのが楽しかった。律とバカやるのも楽しいし、由芽が開いてくれる勉強会で由芽に会えるのも嬉しかった。中2から中3にかけてはザ、青春ってやつを過ごしてたよ』
天井が夏の星空に変わる。夏の空には天の川が流れていた。
『律が由芽のことが好きって俺に打ち明けたのは中2の終わりだった。律の気持ちはなんとなく気付いてたんだけどな。律と由芽とは3年でクラスが離れて……アイツとの距離感が微妙に遠くなったのはそれからだ。律は何かと俺と張り合うようになった』
「それって晴も由芽さんを……?」
『……由芽はさ、星が大好きだったんだ。いっつも星や宇宙の本を読んでたしプラネタリウムにも何度も付き合わされた。由芽が好きな星座は白鳥座だったかな。たまに俺達に手紙書いてくれたんだ。由芽の手紙はこれと同じような、星座の封筒だった』
夏の大三角を形成する白鳥座の下で晴は例の夜空の封筒を掲げた。夏の大三角のベガとアルタイルとデネブ、ベガとアルタイルはそのまま彼らの淡い三角関係に見えた。
『律と由芽が付き合ったのは中3の夏だった。律に告白されたけどどうしようって由芽に相談されたんだ。俺は、律はいい奴だから付き合えばって言った』
「晴は由芽さんが好きだったんだよね? 好きなのになんでそんなこと……」
『由芽はお人好しで一生懸命で、最初は由芽が眩しかった。俺も律もキラキラしてる由芽に惹かれていたよ。友達と好きな女が被るのも今思えば青春だけど当時はきつかったな』
夏の大三角の間に流れる天の川。織姫のベガと彦星のアルタイル、晴は二つの星を見守る白鳥座のデネブを選んだ。

