その隼人が彼女を紹介したいと言ったのが2年前。遊び人だった隼人を一途にさせた女に晴や星夜は興味津々だったが、海斗は“隼人の彼女”にまったく興味がなかった。
隼人の彼女なら悪い印象は与えないよう、それなりにいい顔をして取り繕えばいいと考えていた。
美月を紹介された時もその後に美月を交えて遊びに出掛ける時も、悠真や晴や星夜は美月と親しげに話して仲良くなっていた。
でも海斗だけは美月とは距離を置いていた。
「悠真くんも言ってた。“海斗は人見知りだから打ち解けるのは時間がかかるけど根はいい奴だからそのうち仲良くなれるよ”って。悠真くんはいいお兄ちゃんだよね」
『兄貴が?』
策士で腹黒ですべてにおいて計算づくの兄が人見知りの弟のフォローをしているとは予想もしなかった。
「悠真くんの言った通り、時間はかかったけどいつの間にか海斗くんが私と目を合わせて話してくれるようになって嬉しかったなぁ。隼人も喜んでたんだよ」
海斗の数歩先にいる美月を月の光が照らしている。海斗が初対面の美月を苦手だと感じたのは彼女が人の目を真っ直ぐ見る人間だったから。
隼人の彼女なら悪い印象は与えないよう、それなりにいい顔をして取り繕えばいいと考えていた。
美月を紹介された時もその後に美月を交えて遊びに出掛ける時も、悠真や晴や星夜は美月と親しげに話して仲良くなっていた。
でも海斗だけは美月とは距離を置いていた。
「悠真くんも言ってた。“海斗は人見知りだから打ち解けるのは時間がかかるけど根はいい奴だからそのうち仲良くなれるよ”って。悠真くんはいいお兄ちゃんだよね」
『兄貴が?』
策士で腹黒ですべてにおいて計算づくの兄が人見知りの弟のフォローをしているとは予想もしなかった。
「悠真くんの言った通り、時間はかかったけどいつの間にか海斗くんが私と目を合わせて話してくれるようになって嬉しかったなぁ。隼人も喜んでたんだよ」
海斗の数歩先にいる美月を月の光が照らしている。海斗が初対面の美月を苦手だと感じたのは彼女が人の目を真っ直ぐ見る人間だったから。

