十九階のエレベーターホールに到着した悠真はエレベーターの呼び出しボタンを押した。口を開けたエレベーターの中に入ると同時に彼は溜息をつく。
遡ること1時間前、港区の所属事務所の一室に海斗を除いたバンドメンバーが集まっていた。それぞれ与えられた仕事をこなす中、不安を口にしたのは星夜だ。
『沙羅に看病任せて大丈夫かなー』
『お前じゃあるまいし、海斗も沙羅襲う元気もないだろ』
パソコンのキーを打っていた悠真はこの時はまだ澄ましていられた。この時までは。
『いやいや、悠真お兄ちゃーん。案外体弱ってる時の方がムラムラするぜ。いつもは俺らがいるから沙羅といちゃつけないけど今日は家に二人っきり。俺だったら我慢できないね。俺も沙羅に看病されたいなぁ』
『星夜が看病って言うとAVの医者と患者プレイしか浮かばねぇ』
『まじそれ。好きな子に看病されながらのベッドインコースは男の憧れじゃん?』
星夜の発言に晴が悪ノリし、話が怪しげな方面に向かうと悠真は何度もミスタイプした。さっきから一向に仕事が進まない。
ベッドインコース? 医者と患者? 沙羅と海斗が?
『さぁてどうするリーダー?』
『俺はリーダーのご命令で明日までにライナーノートのデザイン仕上げないとだから、家帰る暇ないしぃー?』
晴と星夜がニヤニヤ笑ってこちらを見ている。悠真は舌打ちした。
遡ること1時間前、港区の所属事務所の一室に海斗を除いたバンドメンバーが集まっていた。それぞれ与えられた仕事をこなす中、不安を口にしたのは星夜だ。
『沙羅に看病任せて大丈夫かなー』
『お前じゃあるまいし、海斗も沙羅襲う元気もないだろ』
パソコンのキーを打っていた悠真はこの時はまだ澄ましていられた。この時までは。
『いやいや、悠真お兄ちゃーん。案外体弱ってる時の方がムラムラするぜ。いつもは俺らがいるから沙羅といちゃつけないけど今日は家に二人っきり。俺だったら我慢できないね。俺も沙羅に看病されたいなぁ』
『星夜が看病って言うとAVの医者と患者プレイしか浮かばねぇ』
『まじそれ。好きな子に看病されながらのベッドインコースは男の憧れじゃん?』
星夜の発言に晴が悪ノリし、話が怪しげな方面に向かうと悠真は何度もミスタイプした。さっきから一向に仕事が進まない。
ベッドインコース? 医者と患者? 沙羅と海斗が?
『さぁてどうするリーダー?』
『俺はリーダーのご命令で明日までにライナーノートのデザイン仕上げないとだから、家帰る暇ないしぃー?』
晴と星夜がニヤニヤ笑ってこちらを見ている。悠真は舌打ちした。

