初チャレンジになるんだけど、チョコマフィンを作ることにした。
もちろんネットのレシピを見て。
ご飯系は得意な方だけど、お菓子作りは今までしたことがない。
だから正直不安……
だけど、頑張るんだ‼︎
最悪マズくてもいい‼︎(いや、よくないやろ)
湯煎でチョコを溶かさなきゃ。
あっ!オーブンも温めておかなきゃ。
分量しっかり計って…
お菓子作り…大変過ぎる。
いつも目分量で料理してる自分にとって、細かな作業が難しく感じる。
そんな私の大きな味方!
◯ットケーキミックス!
これを混ぜれば簡単ってみっちゃんが教えてくれたネットに書いてた!
これで成功に一歩近づくぞ。
カタンッ
ん?キッチンあたりから物音が…
そっと覗くと、そこには伊織様が。
なんだか甘い匂い。
チョコレートでしょうか?
こんな遅くになにを……
とても真剣な横顔を見て、これは邪魔をしてはいけないと感じた。
2階に上がると暁斗坊っちゃまと会った。
「坊っちゃま、どちらへ?」
「トイレだけど?なんで?」
「いえ、失礼いたしました。おやすみなさいませ」
一瞬、1階へおりるのではと焦ってしまいました。
暁斗坊っちゃまのお誕生日でもないし何のお祝いかもわかりませんが…
きっと暁斗坊っちゃまへのプレゼントに違いないでしょう。
どうかバレずにうまくいきますように。
「あれ!?チョコが思ったより溶けない!お湯が冷めてきてる!?」
キッチンでは夜な夜なドタバタ劇が繰り広げられていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
なんかさっきの飯田変だったな〜。
いおの部屋の前を通った。
顔が見たい。
声が聞きたい。
俺、すげーハマってんな。
まだ起きてるかな?
コンコンッ
ノックをする。
しばらく待つが応答がない。
もう一度だけノック。
でも、応答がない。
ダメ元でそっとドアを開けてみた。
「いお、寝てるか…?」
え…いおがいない。
風呂はもう誰も入ってない。
トイレはさっき俺が行ってたからいなかった。
まさか…和希の部屋?
いや、まさかな。
俺があれだけ言ったから…
俺は和希の部屋に向かった。
コンコンッ
「和希、入るぞ」
そして応答を待たず、問答無用でドアを開けた。
「スーッZzz...」
ベッドで爆睡の和希がいた。
ここにもいない。
どこ行った?
俺になにも言わずに?
俺は気づけば上着を羽織り、家を出ていた。
こんな時間にアイツの行きそうな所……
全然わかんねぇ。
晴たちのところか?
いや、それなら俺に言うだろうし。
コンビニか?
家から1番近いコンビニを目指した。
コンビニに向かう間、いおに電話をするが出ることはない。
なにかに巻き込まれた…!?
いつから家にいなかったんだ!?
晩飯はいた。
確か風呂にも入ってたはずだ。
心配と不安で心臓がドクドクうるさくなってきた。
コンビニ…まだ一度も入ったことがない。
だからか、少し緊張する。
外から見る限り…いねぇな。
もうすぐ深夜1時。
どこだよ、いお。
無事でいてくれ。
「あれ〜?お兄ちゃん、こんな時間に何してんの?」
「女の子みたいな顔してんね。無事に帰りたかったら、俺たちに小遣いちょうだいよ」
そう、もしこんな奴らに絡まれてしまってたら…
ガシッ
2人組のうちの、1人の男の胸ぐらを掴んだ。
「今テメェらと遊んでる暇ねぇんだよ。それでも俺と遊びたいなら30秒だけ相手してやる」
俺は指をパキッと鳴らした。
「い、いや今日は帰ります〜…」
そう言って2人組はそそくさと帰っていった。
しょうもない奴らがこの時間は増える。
相変わらず出ないスマホ。
2コール以内に出ろっつったのに。
それからも周辺を探しまくったが、結局いおは見つからなかった。
やっぱ実家か?
それなら安心なんだけど…。
時間も深夜1時半を回ってしまった。
一旦帰ることにした。
あのバカ…
次会った時、許さねぇぞ。
もちろんネットのレシピを見て。
ご飯系は得意な方だけど、お菓子作りは今までしたことがない。
だから正直不安……
だけど、頑張るんだ‼︎
最悪マズくてもいい‼︎(いや、よくないやろ)
湯煎でチョコを溶かさなきゃ。
あっ!オーブンも温めておかなきゃ。
分量しっかり計って…
お菓子作り…大変過ぎる。
いつも目分量で料理してる自分にとって、細かな作業が難しく感じる。
そんな私の大きな味方!
◯ットケーキミックス!
これを混ぜれば簡単ってみっちゃんが教えてくれたネットに書いてた!
これで成功に一歩近づくぞ。
カタンッ
ん?キッチンあたりから物音が…
そっと覗くと、そこには伊織様が。
なんだか甘い匂い。
チョコレートでしょうか?
こんな遅くになにを……
とても真剣な横顔を見て、これは邪魔をしてはいけないと感じた。
2階に上がると暁斗坊っちゃまと会った。
「坊っちゃま、どちらへ?」
「トイレだけど?なんで?」
「いえ、失礼いたしました。おやすみなさいませ」
一瞬、1階へおりるのではと焦ってしまいました。
暁斗坊っちゃまのお誕生日でもないし何のお祝いかもわかりませんが…
きっと暁斗坊っちゃまへのプレゼントに違いないでしょう。
どうかバレずにうまくいきますように。
「あれ!?チョコが思ったより溶けない!お湯が冷めてきてる!?」
キッチンでは夜な夜なドタバタ劇が繰り広げられていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
なんかさっきの飯田変だったな〜。
いおの部屋の前を通った。
顔が見たい。
声が聞きたい。
俺、すげーハマってんな。
まだ起きてるかな?
コンコンッ
ノックをする。
しばらく待つが応答がない。
もう一度だけノック。
でも、応答がない。
ダメ元でそっとドアを開けてみた。
「いお、寝てるか…?」
え…いおがいない。
風呂はもう誰も入ってない。
トイレはさっき俺が行ってたからいなかった。
まさか…和希の部屋?
いや、まさかな。
俺があれだけ言ったから…
俺は和希の部屋に向かった。
コンコンッ
「和希、入るぞ」
そして応答を待たず、問答無用でドアを開けた。
「スーッZzz...」
ベッドで爆睡の和希がいた。
ここにもいない。
どこ行った?
俺になにも言わずに?
俺は気づけば上着を羽織り、家を出ていた。
こんな時間にアイツの行きそうな所……
全然わかんねぇ。
晴たちのところか?
いや、それなら俺に言うだろうし。
コンビニか?
家から1番近いコンビニを目指した。
コンビニに向かう間、いおに電話をするが出ることはない。
なにかに巻き込まれた…!?
いつから家にいなかったんだ!?
晩飯はいた。
確か風呂にも入ってたはずだ。
心配と不安で心臓がドクドクうるさくなってきた。
コンビニ…まだ一度も入ったことがない。
だからか、少し緊張する。
外から見る限り…いねぇな。
もうすぐ深夜1時。
どこだよ、いお。
無事でいてくれ。
「あれ〜?お兄ちゃん、こんな時間に何してんの?」
「女の子みたいな顔してんね。無事に帰りたかったら、俺たちに小遣いちょうだいよ」
そう、もしこんな奴らに絡まれてしまってたら…
ガシッ
2人組のうちの、1人の男の胸ぐらを掴んだ。
「今テメェらと遊んでる暇ねぇんだよ。それでも俺と遊びたいなら30秒だけ相手してやる」
俺は指をパキッと鳴らした。
「い、いや今日は帰ります〜…」
そう言って2人組はそそくさと帰っていった。
しょうもない奴らがこの時間は増える。
相変わらず出ないスマホ。
2コール以内に出ろっつったのに。
それからも周辺を探しまくったが、結局いおは見つからなかった。
やっぱ実家か?
それなら安心なんだけど…。
時間も深夜1時半を回ってしまった。
一旦帰ることにした。
あのバカ…
次会った時、許さねぇぞ。



