んっ…

ここは?

ぼやけて見えていたのがはっきりと見えてくる。

びょう…いん?

そうだった、お腹刺されたうえに自分を刺したんだった。

っ!!そうだ綾人たちは?

そう思い勢いよく起き上がる。

「美月?」

そう聞こえたので、見てみると…。

綾人がいた。

生きてる。
良かった…。

「美月っ!!」

そう言い綾人が勢いよく飛びついてきた。

「綾人!?」

「よかった…」

綾人も心配してくれてたんだ。

でも私は幸せになる資格なんて…。

私が何も言えずに俯いていると綾人が「どうした?」
と言った。

こんなに優しい人たちに嘘はつけない。

そして私は全てを話した。