生徒会長に拾われて同居することになりました

「さむ……」


冷たい風が吹いてきて、思わず声に出た。


なんだかんだ、高校に入学してから七ヶ月ほど経ち、十一月。



そういえば、もうすぐテストがある。


幸い勉強道具は家にはなかった。


今背負ってるかばんと、学校にあるだけ。




んー、これからどうしよ。

ほんとに。


薄本さんには友達の家に行くって言って走ってきたけど、さすがにそんな迷惑はかけれない。


でも他に頼るところもない。

お母さんを探すという選択肢もあるけど、それは選ばなかった。



瞬きするたびにどんどん暗くなってく。


今日は公園で野宿かなあ。



今日は授業で体育があったから、ジャージがあった。


私の学校のジャージはめちゃくちゃ暖かい。


公園のトイレでササッと着替えて、制服のブレザーとスカートを毛布代わりにしてベンチに寝転がった。