生徒会長に拾われて同居することになりました

「……何年生ですか!?それと名前は!?」


制服の名札を見ようとしたけど、暗くて見えなかった。



「……教えない」


その人はそう言ってふっと笑った。




……はい?


同じ高校なんだったら名前くらい教えてくれてもいいでしょ!!


でも、少なくとも一年生ではないはず。


一年生全員の顔と名前がわかるかって言われたらもちろんそんなわけないけど、こんな人はいなかったと思う。


しかも、ちょっと大人っぽい感じがする。




「で、アンタはこんなとこで何してたの」


反応に困っていると、遠くから車がライトをぴかぴかさせて迫ってきた。


いろいろあって忘れてたけど、今私が座っているところは道路のど真ん中。


「とりあえず公園の中戻るよ?」


その人はそう言って私の荷物を全部持ってスタスタ歩いていった。

私は追いかけるように走った。


その人はベンチに腰掛けたあと、私に隣に座るよう促した。


ベンチはひんやりと冷たい。