生徒会長に拾われて同居することになりました

狭いと感じていたこの公園も、ものすごく広く感じてしまう。


さっきの場所を見ると、あの人も私を追いかけるように、走っていた。



意外と速くて追いつかれそうだった。




捕まりたくなくて、ひたすら何も考えずに走った。




こう見えて私、長距離走は得意。


中学校のマラソン大会で学年一位を獲るくらい。


でも手荷物多くて走りにくいから圧倒的不利だけど。



後ろを振り向くと、もう追いつかれそうな距離だった。




「えっ」




この『えっ』というのは、恐らく二つの意味があった。



一つ目は、思ったよりすぐそこにいて驚いた『えっ』。


二つ目は……




ジャリッ


ドンッ




少し大きめの石を踏んでしまい、盛大に地面に転がった、『えっ』。




一瞬、何が起こったのかわからなかった。



急に視界が反転して、体に衝撃が加わった。