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あぁ……掃除の筋肉痛がっ……



それに昨日──




あのあとすぐ、小鳥遊くんたちのジャンケンを止めに入って、次に行った時にやろうという話になったわけだけど、一緒に行ったらまたあの展開になるやもしれない……




うん。小鳥遊くんに脚立あるか聞いてみよ。



筋肉痛で鈍い体を起こして着替えると、わたしはすぐに下へ向かおうとドアを開けた。



「ほんとバキバキ……」




「おはよう……小柳さん」


「あ、おはようございます。雪さん……?」



部屋を出てすぐのところにいた雪さんの手には、一輪の花が。
わたしが花に目をやっていると、雪さんが俯きがちに口を開いた。