──『……わたし、颯くんのことが……すき……です』
声が小さいながらも、よく言えた。
でも昨日は颯くんに気持ちを伝えるだけでいっぱいいっぱいで……雪さんたちにはまだ何も言えていない。
颯くんもお手伝いと食事時以外は部屋にいたみたいだし。
朝もバラバラな起床時間のせいで、ろくに顔を合わせていないから、いいのか悪いのか。
それに学校ではいつも通り挨拶をかわすも、どこかぎこちなくなって。嫌なぎこちなさではないけれど。
授業中の颯くんがにこにこしていて話を聞いていないと何度指摘されたことか……。
だから周りからも何かあった、なんて言われたり。
休み時間もあまり顔を合わせることなく、放課後は気付いたらすでに颯くんのバッグはなくて。
一日、あまり顔を合わせていないから緊張はしなくて済んではいるものの、こうも寂しさを感じるとは……。



