御曹司たちの溺愛レベル上昇中





応援する……か。

咲ちゃんと思いがけず話したことをきっかけに、わたしの気持ちが固まってきていた。

その気持ちが確かなものなのかを改めて考え、自問自答を繰り返すこと数日。


「小柳、響たちが来る前に帰っぞ」

「うん。でも少し寄り道してもいい?」

「寄り道?」


寄り道、ということは放課後デート?とブツブツつぶやき出す颯くん。
二人だしそうだよな……なんて言って嬉しそうな顔と目が合うも、


「し、しかたねーな。付き合ってやるよ」


咳払いをひとつしてそっぽを向かれた。

……これぞツンデレという、のかな。




その後、単にタイムセールのスーパーへ行った時は落胆された。

だから帰りに、荷物持ちをしてくれている颯くんへ自販機のホットココアを買うことに。


「はい、どうぞ」

「さんきゅ」


にわかに吹く冷たい風にうたれながら、ベンチに並んで飲んだココアが冷えた体に染みていく。