そこにプラスして……あの雪さんが、雪さんが……時折わたしの首に顔を埋めたりするから硬直するわたしを見て颯くんたちが怒り、無理矢理剥がしていく。
でも誰もいないと毎度、
『口に、ちゅってだけ。……しちゃだめ?ちょっとにするから』
このような爆弾発言をしてきて、頭がクラクラする。
それから颯くんは……
同じようにくっついてきたりはするけれど、それは響くんか雪さんから剥がした後のわたしを回収する流れですることが多い。
スキンシップ、というより隣りにいたり、響くんたちに威嚇してる。
ほんとに出かけて誰もいない時にだけ、後ろから。必ず後ろからまわされた手が泳いだのち控えめにぎゅっと手が回ってくる。
その時に何を話したらいいか分からなくなって、とりあえずどうしたの、と聞く度に
『なんでもねぇよ……』
と颯くんは小さく掠れた声で返してくる。
比較的颯くんは何もしてくれ……してこない。
あれ?……わたし大丈夫かな?
今──してこない、じゃなくて
"してくれない"って
思ってなかった?



